フルートのタンギング

フルートのタンギングは簡単だけど難しい

 

フルートのタンギングとは「舌を使う」という意味でして、タン(タング)は「舌」のことです。フルートは「ま」というときの口で音を出すと解説しましたが、このとき口腔には空間が広がっていますので舌をかなり自由に動かせます。

 

 

上の動画でやっているように、舌先を上あごと歯の間付近で弾いて「トゥッ!」とやるイメージ。音を出しながら、これをやると音を切ることができます。このサイトの練習曲である「ロンドンデリー」のサビパート(13小節目から)は

 

C(ド) C(ド) C(ド)

 

という同じ音の3連譜で始まりますが、これをタンギングなしでやると

 

C(ド) --------->

 

というふうに、1つの音をただ伸ばしているにしか聞こえません。

 

 

一方で、この曲の最初の出だし(1小節目)は

 

E(ミ) F(ファ) G(ソ)

 

という違った音の3連譜なのですが、これはタンギングをしなくても音がちゃんと切れて聞こえます。

ここで大げさなタンギングをしてしまうと、逆に違和感を感じてしまう...というより下手に聞こえてしまうので注意が必要です。違う音符が連なる場合、どのていどのタンギングをするべきかは慎重に判断しないといけません。

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