フルート初心者が上達

フルートの魅力って何?

フルートの音色はとても優しく、そしてときには力強くも感じます。思うのですが、フルートという楽器は西洋楽器であるにもかかわらず、私たち日本人のハートを鷲掴みにする何かを持っています。それはどうしてか、考えてみましょう。日本には古来から雅楽という音楽があったわけですが、それに欠かせないのは横笛の音色。太古の昔に誘うような悲しくもあり、懐かしさを漂わす音色ではありませんか。

 

 

尺八という楽器もまた日本独自の伝統的な楽器です。横笛の透き通るような軽やかさとは対照的に、尺八のそれは実に力強く大地を響かせるような重低音。音がかすれたりするのも魅力の一つでして、そこに日本芸術の「わびさび」を感じずにはおれません。そこでフルートという楽器。日本人を惹き付ける、そういった様々な魅力的な要素を兼ねそなえているのです。ときには軽やかに、ときには重々しく。変幻自在に音をコントロールして聴衆を魅了するのです。

 

フルートは簡単?

はい簡単です...なんて簡単に答えてしまいましたが、これは吹く(音を出す)だけなら簡単という意味です。何が難しいかというと、それは音(唇と指)の切り替えと息のコントロール...です。といっても、一音一音をゆっくり吹くのであれば簡単なんです。要するに、音符がたくさん詰まっている曲を指定のテンポで吹くのが難しいわけです。

 

 

ということはどういうことか。音符が少ない曲であれば大丈夫! およそ3か月で動揺や民謡、さらにはシンプルな歌謡曲ていどはいけちゃいます。フルートの音階は3オクターブあって、高い音になるほど難しいのですが、これらの楽曲であれば音域が狭いので音をキレいに出しやすいポジションで演奏すればいいのです。

 

これさえ吹ければしめたもの!

フルートをこれから始めようという方に、とりあえず目標としてお勧めしたいのは「ロンドンデリー」というアイルランド民謡です。アメリカに渡って歌詞が付けられ「ダニーボーイ」という曲名で世間に知られるようになりました。

 

「ロンドンデリー」は民謡にもかかわらず、少し音域が広いのが特徴。2オクターブ近い音域がありますので、これがちゃんと吹けるようになれば、好きな歌謡曲やポップスのほとんどは吹けるはずです。みっちり練習すれば、たった3か月でいけると思います。このサイトで完全攻略していきましょう!