フルートのロングトーン

G線上のアリアでロングトーン練習

 

 

ご存じ「G線上のアリア」です。この曲はもともとオーケストラ楽曲ですが、バイオリンのG線だけで演奏できるように編曲されたものが独り歩きして世界的に有名になりました。なので、フルートで演奏する場合にはキーはオリジナルと同じDがよいです(上に掲載しているサンプル動画もDで演奏されています)。なお、「アリア」というのは「ロンドンデリーエア」でいうところの「エア」と同意。美しい旋律という意味があります。

 

 

では、さっそく楽譜を見てみましょう。縦表示しかできないので、見づらいかと思いますが工夫して見てください。ここで「V」のマークはブレス(息継ぎ)の場所を示しています。どうですか、これ。これは難関ですよ。ロングトーンの範囲を青色で示していますが、最もハードなのは3番目(5〜7小節)です。3小節と8分の1を一気に吹かなくてはいけません。「いけません」と書いてしまいましたが、サンプル動画の見本演奏はそうなんです。普通なら5小説目と8分の1のところでブレスすると思いますが、そこでブレスを入れるのと入れないのとは随分と印象が変わってきます。かといって、6小節目の終わりでブレスするのは絶対にいただけません。

 

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毎日のフルート練習で、ロングトーンの練習をしない人がほとんどだと思います。ロングトーンの練習はフルートで最も重要なことなのにです。