フルートのロングトーン

フルートのロングトーン練習は必須!

毎日のフルート練習で、ロングトーンの練習をしない人がほとんどだと思います。ロングトーンの練習はフルートで最も重要なことなのにです。それはどうしてか。一つには、やってて面白くないというのがあるでしょう。しかし一番の理由は、フルート教室やフルート教材で特にそれを重要視していないから...ではないでしょうか。

 

 

 

↑これはフルートの毎日練習用として最も人気のある教材です。ありとあらゆる指運びパターンの練習曲が掲載されていて、これさえマスターすれば怖いものなしといった感じがします。しかし、あくまでもこれは高度な指運びを身につけるための教材ですので、フルートの真髄である「美しい音色」までは手にいれることができません。

 

 

フルートの真髄である「美しい音色」

 

 

 

これを手に入れずに、正確で素早い指運びだけを身につけてもダメです。それでは聴衆を魅了することはできません。聴衆はそんな技巧的なテクニックに酔いしれるのでありません。大切なのは、あくまでも「美しい音色」なのですから。それは長く伸びた音で顕著になります。いわゆる、ロングトーン。

 

 

大人になってからフルートを始める私たちにはあまり時間がありません。であれば、練習の大半をそんな技巧テクニックに裂いている暇はないのです。やるべきことは、まずはロングトーンを磨き上げること。それで時間があまったら運指の練習をする...くらいの割り切りが必用です。

大人になってからフルートを始めた人が幼少のころからフルートをやっている人に勝負を挑むとすれば、ロングトーン主体の曲でしかありえません。運指が高速の曲では、どうアガいても足元にも及ばないのですから。このサイトの練習曲はロングトーン主体の曲ですので、まずはこの曲を徹底的に追及してみましょう。

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普通なら5小説目と8分の1のところでブレスすると思いますが、そこでブレスを入れるのと入れないのとは随分と印象が変わってきます。